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    <title>スローなブギにしてくれ</title>
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    <description>いま、何か一曲かけてやるよと言われれば、
迷わず『スローなブギにしてくれ』と答えるだろう。
声がふるえなければいいが、と思いながら。</description>
    <dc:language>ja</dc:language>
    <dc:date>2010-08-21T15:53:36+09:00</dc:date>
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    <title>アジア選手権</title>
    <description>8月20日、５時半に目を覚まし、ベッドでいろいろ思案。６時に起きだした。
ベッドで最終思案した見積額をPCに打ち込み、出力。
今日は例の美容ドリンクの会社に二度目のプレゼンに行く。その手法と見積もりをギリギリまで考えた。
さらに午後からの取材の資料に改めて目を通し、ポイントをまとめる。
する...</description>
    <content:encoded><![CDATA[8月20日、５時半に目を覚まし、ベッドでいろいろ思案。６時に起きだした。<br />
ベッドで最終思案した見積額をPCに打ち込み、出力。<br />
今日は例の美容ドリンクの会社に二度目のプレゼンに行く。その手法と見積もりをギリギリまで考えた。<br />
さらに午後からの取材の資料に改めて目を通し、ポイントをまとめる。<br />
すると午前８時。だいたい予定どおりだ。<br />
<br />
コーヒー、トースト、トマトの朝食。シャワーを浴び、支度をして午前９時。ますます予定どおり。<br />
さあ、外出。<br />
<br />
<br />
BTSと地下鉄を乗り継ぎ、美容ドリンクの会社には15分前に着いた。前回は車だったので気づかなかったが、最寄りの駅からけっこう距離があった。早めに家を出て正解だったわけだ。<br />
<br />
<br />
さて、プレゼン。<br />
ここに対してのプレゼンは気持ちがいいなぁ。前回同様、提案は通りまくり。なんて心の大きな社長なんだろう。悩んだ末の見積りも「なるほど、こんなもんですよね」的なカンジでするりと通ってしまった。カネあるんだなぁ。同席していた台湾のセレブマダムも、そりゃもう上機嫌。<br />
その後の雑談中、僕がやがてはオフィスを探して会社を設立したい意向があることを話すと、社長はこの会社のビルを使えと言ってくれた。もう明日からでも来ちゃいなさい、と。家賃もいらないし電話もOA機器も使い放題で構わないらしい。<br />
ホントかよ。非常に嬉しいお言葉だが、中国人ってわりとこうなんだよな。気が合い始めると「兄弟だ」「家族だ」と言い始める。もちろんこの社長はテキトーな人物ではないので、そこに嘘はないだろう。しかしこの提案にいきなり飛びつくわけにはいかない。僕は「仕事を進めていくなかでより深い信頼関係を築き、その上でいろいろ協力し合えれば‥‥」なんて面白くないコメントをしていたが、そんな僕に社長は「日本人は慎重ネ」と笑いながら言っていた。台湾のセレブマダムは「アナタいい話しじゃない！ ぜひそうしなさいよ！」なんて大騒ぎしていたが。<br />
しかし今後、先方ときちんと付き合っていきながら見極めていこうと思う。とにかくオフィスに対して、僕は一枚のカードを持つ事ができたわけだから。<br />
<br />
<br />
ラチャダーからトンローまで戻り、急いで麺をすすり、取材先に向かった。<br />
フリーペーパーのグルメ記事のために来月リニューアルオープンされる高級焼肉店を取材するのだ。<br />
しかしその取材現場が凄かった。オーナーが韓国人、営業とカメラマンと通訳がタイ人、そしてライターの僕が日本人。会話はすべてイングリッシュ。<br />
せっかちなオーナーとのんびりカメラマンを、きっちり仕切ろうと苦悩する僕。<br />
国民性、出るもんだな。<br />
<br />
<br />
取材が終わる頃に降り出した雨の中、オンヌットまで帰って来た。TESCOで食材とビールを仕入れ、帰宅。<br />
<br />
<br />
夜、昨日と今日の取材原稿を多少、進めた。<br />
朝が早かったからか、なんだか急激に眠くなったのだ。<br />
今日は寝るか。<br />
<br />
<br />
<br />
中国人、台湾人、韓国人、タイ人。それが今日一日で出会った人たちだ。まるでアジア選手権だな。<br />
<br />
そして今日は日本人と会話すらしていないことに、ふと気づいた。<br />
]]></content:encoded>
    <dc:subject>未選択</dc:subject>
    <dc:date>2010-08-21T15:53:39+09:00</dc:date>
    <dc:creator>Iwao Matsumoto</dc:creator>
    <dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
    <dc:rights>Iwao Matsumoto</dc:rights>
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    <title>Coffee × ３</title>
    <description>8月19日。７時起床。煙草が切れていたのでセブンイレブンに行き、ついでに屋台で朝食。鶏肉のハーブ炒めとフライドエッグ、そしてライスとスープ。スープは鶏ガラで、胡椒の利き具合が最高に美味かった。これで35バーツ。日本円にすると120円くらいか。
しかし朝から短パンとTシャツで、寝グセの頭のまま屋外の...</description>
    <content:encoded><![CDATA[8月19日。７時起床。煙草が切れていたのでセブンイレブンに行き、ついでに屋台で朝食。鶏肉のハーブ炒めとフライドエッグ、そしてライスとスープ。スープは鶏ガラで、胡椒の利き具合が最高に美味かった。これで35バーツ。日本円にすると120円くらいか。<br />
しかし朝から短パンとTシャツで、寝グセの頭のまま屋外の屋台で朝飯を食うとは。これはこれで、ある意味豊かさを感じずにはいられない。ホントに気持ちがいいんだよな。タイ人化していきそうな自分が少々心配だが。<br />
<br />
<br />
家に帰り、洗濯機を回す。今日の取材の資料を改めて読み返し、取材ポイントをまとめ直した。シャワーを浴び、洗濯物を干し、外出。<br />
<br />
<br />
<br />
今日はプロンポンにある有名マッサージスクールの取材。ここは日本からタイ式マッサージを習いに来る人の登竜門的な存在だ。日本人の女性がオーナーであり、いろいろ話しを聞かせてくれた。このオーナー、大変にユニークな女性であり、狙っているわけではないのだろうがとにかくコメントのすべてが原稿にしやすくて有り難かった。終始なごやかなムードで、なんだかちょっと気に入られてしまったようだ。店のTシャツはくれるわマッサージの無料券はくれるわ。「こんなこと珍しいですよ」と助手スタッフ。昨日からマダムキラーだな、オレ。<br />
<br />
<br />
取材が終わったあと、スターバックスでコーヒーブレイク。スタバは日本とまったく同じ価格なので、僕の生活レベルでは贅沢品なのだが、たまにはやっぱり美味しいレギュラーコーヒーが飲みたい。我慢できずに入ってしまった。ひとくち飲んで、美味さに感動。しかし途端にこの無駄使いにブルーな気分。‥‥僕もセコくなったもんだ。<br />
<br />
<br />
<br />
その後、タイ語学校へ。３時間の授業はやっぱりつらい。<br />
タイ語は難解だ。本日も上達の兆し、見えず。<br />
<br />
<br />
<br />
学校終了後、メールをチェックするために再び喫茶店へ。今度は現地のコーヒーショップ。価格はスタバの1/3。味はスタバの1/5くらい。<br />
メールに対応したり、原稿の校正をしたり、ノートPCでしばらく作業。<br />
<br />
<br />
夕刻、先日お世話になったT社長の日本料理店へ。割烹弁当があるから食べに来い、と言われていた。ずうずうしいとは思ったが、約束をしたのだ。ここはしっかり行くべきだと判断した。「すいません、また来ちゃいました」なんて感じで店に入ると、板長のOさんが快く迎えてくれた。タイムサービスの弁当を食べ、彼と気楽な話しをし、店を後にした。<br />
<br />
<br />
さらに今日はバンコクで活躍する編集者のM氏との初顔合わせが控えている。<br />
H氏から紹介していただいたM氏とは、何度かメールでのやり取りを経て、やっと今日、会えることになった。忙しいなか多少時間が空いたということで、会談はグランドタワーインのロビー内コーヒーショップとなった。<br />
バンコクに来てから、こうして僕自身のプロフィールと現状のテーマを語るのは何度目だろうか。M氏も熱心に聞いてくれた。慣れたからなのか度胸がついたからなのか、これまでのように「熱さ」だけでなく、僕のトークがいささか滑らかになっているのが自分でもわかった。<br />
「10月に立ち上げる案件があります。その発注をお約束しますよ」とM氏。<br />
よし、ゲット！  僕は心の中でガッツポーズをとりながら深々とお辞儀をした。<br />
<br />
そして会計。初めて会った人に奢られるわけにもいかず、僕は割り勘にしていただきたいことを主張し、自分のぶんを支払った。<br />
本日３軒目の喫茶店となったこのホテルのコーヒーが、いちばん高かったけれど。<br />
<br />
<br />
<br />
部屋に帰り、洗濯物を取り込み、シャワーを浴びた。<br />
今日は一日があっという間に過ぎた。<br />
<br />
<br />
<br />
ふと、生きてる感じがした。<br />
]]></content:encoded>
    <dc:subject>未選択</dc:subject>
    <dc:date>2010-08-21T00:18:21+09:00</dc:date>
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    <title>such a day</title>
    <description>8月18日8時起床。末広がりの８が並んだ朝。今日もコーヒーとパン、ソーセージの朝食。昨日買ったハインツのケチャップとイエローマスタードのおかげで、いつもよりグッと朝食らしくなった。

９時半に家を出る。が、駅に着いてから携帯電話を忘れたことに気づき、家まで引き返した。
約束は10時。プロンポン...</description>
    <content:encoded><![CDATA[8月18日8時起床。末広がりの８が並んだ朝。今日もコーヒーとパン、ソーセージの朝食。昨日買ったハインツのケチャップとイエローマスタードのおかげで、いつもよりグッと朝食らしくなった。<br />
<br />
９時半に家を出る。が、駅に着いてから携帯電話を忘れたことに気づき、家まで引き返した。<br />
約束は10時。プロンポンの大型デパート「エンポリウム」にて台湾のイケイケマダムとの会談。<br />
とにかく貴金属ジャラジャラの彼女、その振る舞い（パフォーマンス？）＆トークによって、だいたいの性格がつかめてしまう。例の美容ドリンクの仕事を仲介してくれる一派の一人である。<br />
カネの匂いを嗅ぎ落とすことなど絶対に無いのだろう。僕がどのようなスタンスで、どのような提案をし、どのような見積もり金額をはじき出すのかが気になって仕方ないらしい。自分の取り分として、いくらマージンが抜けるのかを常に考えている。僕に対して「あなたが仕事をやりやすいように私が支援するから安心して」な～んて言ってるが、魂胆はバレバレ。「協力していきましょうね！」の裏の意味は「私に儲けさせなさいよ！」だろうな。<br />
金持ち社長の取り巻きとして、まるで絵に描いたようなキャラクターだ。先方の社長にどのように取り入ったのかは知らないが、ハッキリ言って彼女が居ないほうがプロジェクトの予算は格段と低く押さえられるのだが。<br />
しかしまあ、そんな判りやすい部分が結構かわいらしくもある。割り切ってしまえばこういうマダムは非常に扱いやすく、味方にしておいたほうが面倒臭くならない。<br />
なので昨日電話で今日の会談を提案された際も「まぁ、会っとくか」と決断したわけだ。<br />
<br />
<br />
携帯電話を忘れたことで５分の遅刻。会談場所はエンポリウムがVIPのみに開放しているラウンジだった。すげえなぁ。このマダム、こういうところに出入りできる人なんだ。ますますわかりやすいぞ。<br />
<br />
案の定、それから二時間、彼女は喋りっぱなし。わかっちゃいたが。<br />
内容は別に仕事とは関係のないこと。彼女がどれだけセレブで、どれだけの著名人と友達で、どれだけ海外を渡り歩いてきたかの一大プレゼンテーションだった。<br />
とびきりの笑顔と感嘆のポーズでその二時間を切り抜けた僕。よくわからんが、まあヨシとしよう。<br />
<br />
マダムに昼食を誘われたが、さすがにもうこれ以上は勘弁してほしかった。丁重にお断りして、会談終了。<br />
<br />
<br />
<br />
BTSでひと駅戻り、トンローへ。昨日会ったT社長が経営するラーメン屋に行き、ランチ。<br />
日本人向けのラーメンなんて通常の僕の食事に比べれば超高価なのだが、仕事が発注された場合「知りません」じゃ済まないだろう。必要経費なんだぞ、と自分を納得させた。結構うまかった。ラッキー。<br />
<br />
<br />
食事のあと、肩がこっていたのでラーメン屋の近くでマッサージをした。<br />
こういうものが安いことが、この国のいいところだ。<br />
90分間全身をマッサージしてもらって、日本円で約600円くらいだった。<br />
<br />
<br />
<br />
自宅へ帰り、原稿書きなど。　途中で読書。<br />
H氏と夕食に出かける約束が彼の都合でキャンセルとなり、夜の予定が開いた。<br />
読書を続け、たまにネットでいろいろ検索。<br />
目が疲れた。<br />
<br />
<br />
夜、ウイスキーと缶詰。<br />
<br />
訪れたスコールをしばらく眺めていた。<br />
<br />
<br />
<br />
読書を続ける。<br />
<br />
<br />
知らないうちに眠ってしまった。]]></content:encoded>
    <dc:subject>未選択</dc:subject>
    <dc:date>2010-08-20T20:09:11+09:00</dc:date>
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    <title>その先の縁へ</title>
    <description>8月17日の朝。いつものように８時に起床。コーヒーだけを腹に入れ、すぐに机に向かった。

今日はS社長に会い、宿題の提出。さらにその後はS社長の友人であるT社長との会談がある。
午前中は宿題のフィニッシュとT社長に渡すべく資料づくりを改めて行った。

午後、約束の場所であるトンローへ。
...</description>
    <content:encoded><![CDATA[8月17日の朝。いつものように８時に起床。コーヒーだけを腹に入れ、すぐに机に向かった。<br />
<br />
今日はS社長に会い、宿題の提出。さらにその後はS社長の友人であるT社長との会談がある。<br />
午前中は宿題のフィニッシュとT社長に渡すべく資料づくりを改めて行った。<br />
<br />
午後、約束の場所であるトンローへ。<br />
まずはS社長と会い、喫茶店でプレゼン。概ね良好。内容というよりも、宿題と称した「プレゼン資料」自体の作り方によって好感触が得られたことは否めない。設計レイアウトという自分の本業ではないものであるがゆえ、カタチではなく考え方を絵に落としたのだ。この手法は応用次第で今後も何かと役立つだろう。アドバイスをくれたOさんに心から感謝だ。<br />
<br />
やがてT社長が登場。ここバンコクにおいて有名店として名高い飲食店を、チェーン展開している成功者。<br />
飾らず、奢らず、心の大きな人である。さまざまに話しを聞いてくれた。さまざまな話しを聞かせてくれた。<br />
やがてT社長の店（高級日本料理！）に連れられ、T社長は広報担当のHさんを紹介してくれた。この盤石のコネクションは凄い。Hさんはその場で次回の仕事の発注をくれた。感激である。<br />
その後は店のカウンターで飲み会となった。新鮮な鮎、初物の松茸、続いてその松茸のどびん蒸し。きんきの煮付け、そして寿司も出てきた。<br />
そのどれもが気の狂いそうなくらいに美味い。久しぶりだよ、こんな味は！<br />
ささやかな金を食いつぶして生きている僕の食生活は、冗談抜きでタイ人の労働者階級と同様のものだ。日本人駐在員のそれもトップクラスしか利用できない店で、旬のものをたらふく食っている僕。なんかバチ当たりそうだ。しかし美味い。やっぱ日本人なんだなぁ。<br />
<br />
陽気に飲んだ。次から次へと酒が運ばれてくる。二人の社長は完全に出来上がっている。<br />
<br />
思えば飲み屋でS社長に無謀にも話しかけたことがキッカケだった。この縁をさらなるものに、と心に誓うばかりである。<br />
すべては僕次第だ。<br />
<br />
二人の社長にエールを贈られながら、何度も何度も杯を重ねていった。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
オレ、ホントにガンバロ。<br />
]]></content:encoded>
    <dc:subject>未選択</dc:subject>
    <dc:date>2010-08-19T23:26:25+09:00</dc:date>
    <dc:creator>Iwao Matsumoto</dc:creator>
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    <dc:rights>Iwao Matsumoto</dc:rights>
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    <title>恐怖のタンデム</title>
    <description>８月16日。本格的にタイにやって来て、ちょうど一ヶ月になる。
７時半に起床し、ボサノバを聞きながらコーヒーを入れた。今日も苦いなぁ。

朝食の調達のため近所の屋台へ。唐辛子とハーブで味をつけた鶏そぼろとご飯を買い、アパートまで戻った。ポストに何か入っているのを見つけたので取り出してみたが、それ...</description>
    <content:encoded><![CDATA[８月16日。本格的にタイにやって来て、ちょうど一ヶ月になる。<br />
７時半に起床し、ボサノバを聞きながらコーヒーを入れた。今日も苦いなぁ。<br />
<br />
朝食の調達のため近所の屋台へ。唐辛子とハーブで味をつけた鶏そぼろとご飯を買い、アパートまで戻った。ポストに何か入っているのを見つけたので取り出してみたが、それはすべてがタイ語で書かれたもの。完全にお手上げだ。何となく察するにその知らせは郵便局から届いたものらしい。先日実家からスーツやシャツを送ってもらったので、それに対しての何かだろうか。で、またまた察するに『1,173バーツ払え』的な感じである。高ぇなぁ。税金か？　何だかよくわからないので不動産屋さんに聞くことにした。<br />
<br />
バンコクの日本人相手の不動産屋さんは『駆け込み寺』でもある。不動産仲介などの業務を超越し、生活上のあらゆる悩みや相談にのってくれる。これは本当に助かる。<br />
ちょうど来月分の家賃の支払いもあるので、不動産屋に行くことにした。<br />
<br />
<br />
<br />
不動産屋のN社長にその郵便物を見せると、案の定、僕の荷物は課税対象であり1,173バーツを持って郵便局まで取りに来い、という内容らしい。N社長の話しでは日本の郵便局からEMSで送ると税金を取られるのだとか。クロネコヤマトやDHLなどの民間企業を利用すれば税金の搾取はないらしい。日本の郵便局からの荷物は当然タイの郵便局を通る。役所はここぞとばかりに課税するという。知らなかった。こういう失敗をしながら覚えていくんだよ、とN社長。<br />
しかし！どうも納得いかないのは、こちらが取りに行かなければならないことだ。荷物には僕の家の住所がきちんと書かれてあり、さらに日本のオフクロによって高い国際郵便代は支払い済み。なのに、なぜ僕の手元まで届かないのだろう。しかも荷物は近所の支局ではなく本局にあるという。場所を聞くといささか遠い。そこまで取りに来いとは、ちょっと失礼じゃないか？<br />
だが‥‥そんなことを言ってみてもここは日本じゃない。通用しないんだよな、そういうクレームが。<br />
<br />
その郵便局の正確な場所すらわからない僕に、N社長は自社のメッセンジャーを付けてくれた。いわゆるバイク便だ。ライダーのタイ人男性に指示を与えてくれたので、僕はバイクの後ろに乗ってるだけでOKだという。ありがたいハナシだ。帰りは荷物を持ってタクシーで帰る段取りとなった。<br />
僕は深々と感謝のお辞儀をし、N社長と別れた。しかし、実は本音を言うと非常に気がすすまなかったのだ。<br />
<br />
タイではモーターサイというバイクタクシーがある。以前、一度乗ったことがあるが、とてもじゃないが二度と乗りたいとは思わない。もう命がけだった。運転は荒く、行き交う車と車の間を平気で抜けていく。そもそも交通ルール自体がゆるい街の中を、それこそ自分の勝手な判断のみで走り進む。さらにライダーはヘルメットを被っているがこちらは無し。仮にひっくり返ったら、死ぬのは完全にこっちだろう。「あんな奴らに命は預けられないよ」周囲の人たちが言っていた言葉の意味が、その時、心から理解できたのだ。<br />
<br />
<br />
自社のバイク便ということで、さすがに僕用のヘルメットは用意されていた。言葉が通じないのでタイ人ライダーと笑顔でアイコンタクトを交わし、バッグを抱えながら彼の後ろに乗った。さっそく発進。<br />
最初はまぁ普通だったのだが、徐々にあのバイクタクシーの恐怖が蘇ってきた。このライダー、やっぱり運転は荒い。悪気はないのだろうが徹底的に怖い。車の車体スレスレで走り、その間をヒラリヒラリすり抜け、縁石には平気で乗り上げ、デコボコの歩道を疾走し‥‥。さっき出会ったばかりのタイ人に命をまるごと預けているこの感覚。いや～怖いぞぉ。<br />
どでかいタンクローリーと、これまた大きなダンプカーが対向車線で行き交うど真ん中に猛スピードで入っていった時には「あ、オレ死ぬ」と本気で覚悟した。<br />
<br />
<br />
何とか無事に郵便局に到着し、恐怖のタンデムが終わった。生きててよかった。<br />
<br />
タイ人ライダーと別れて局の中へ。送られてきた紙を係員に見せ、どうすればいいのかをジェスチャーで問う。奥の部屋に通された。まるで取り調べ室のようなたたずまいの部屋でパスポートをチェックされ、書類にサイン。請求書のようなものを渡されたが、見ると金額が1.193バーツになっていた。20バーツ増えている。しっかり手数料を取ろうというのだ。おいおい、手数料ほしいのはコッチだぞ。と思いつつも、きちんと支払ってしまうのが外国人の弱いとこだ。<br />
<br />
やっと僕宛ての段ボール箱をピックアップし、タクシーで帰宅した。またもや馬鹿馬鹿しい出費だ。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
夜はS社長からいただいた宿題を進めた。<br />
建築デザイナーOさんからのアドバイスのおかげもあり、作業は思ったよりもスムーズに進行した。あとはどうプレゼンするか、だな。<br />
<br />
<br />
ソーセージをレンジで温め、魚のトマト煮の缶詰を開け、LEOビールを一本。やがてウイスキー。<br />
<br />
今夜も窓からの重い湿度が部屋の空気を抱き込んでいく。<br />
<br />
CDプレイヤーからは、けだるいボサノバ。<br />
<br />
<br />
ボサノバで始まり、ボサノバで終わる一日。<br />
]]></content:encoded>
    <dc:subject>未選択</dc:subject>
    <dc:date>2010-08-18T21:35:57+09:00</dc:date>
    <dc:creator>Iwao Matsumoto</dc:creator>
    <dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
    <dc:rights>Iwao Matsumoto</dc:rights>
  </item>
  <item rdf:about="http://slowboogie.blog-sim.com/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/on%20sunday">
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    <title>On Sunday</title>
    <description>７時に起きたが二度寝をし、８時に再度目が覚めた。コーヒーを入れ、モーツァルトをかける。
空が真っ青に晴れ渡った日曜日。雨季のバンコクでは珍しい。

冷蔵庫が空っぽなので朝食を調達しに近所の屋台へ。テイクアウトで卵焼きをのせたご飯を買う。ついでに大型スーパーTESCOで水とトマトを買った。ここは...</description>
    <content:encoded><![CDATA[７時に起きたが二度寝をし、８時に再度目が覚めた。コーヒーを入れ、モーツァルトをかける。<br />
空が真っ青に晴れ渡った日曜日。雨季のバンコクでは珍しい。<br />
<br />
冷蔵庫が空っぽなので朝食を調達しに近所の屋台へ。テイクアウトで卵焼きをのせたご飯を買う。ついでに大型スーパーTESCOで水とトマトを買った。ここは夜中の0時に閉店して、翌朝６時には開いている。実に助かる。<br />
<br />
部屋に戻って食事。そして掃除。シャワーを浴びて出かける支度。<br />
日曜日だが今日は例のコラーゲンドリンクのプレゼンだ。先方の社長の希望でプレゼン日が今日になったのだ。どこの国でも経営者は休まないんだな。<br />
この仕事を紹介してくれたH氏の車でラチェダーへと向かう。いい天気だ。<br />
<br />
<br />
<br />
プレゼンは大成功だったと言っていいだろう。<br />
僕の提案を理解し、全面的に受け入れてくれた先方の社長は大したものだと思う。必要であるがゆえ、少々失礼なことも述べた。しかし彼は微笑みながら頷き「もっともだ」と納得する。怖いくらいに提案が通る。そして「じゃあ、すべてキミに任せよう」ということになった。<br />
次回、見積もりを提出する約束をし、プレゼンが終了した。<br />
<br />
心からホッとしたが、大変なのはこれからだろう。相手はタイで活躍する中国人だ。単なるチラシづくりが『商品自体のブランディングを構築する』という壮大な案件へと拡大したのだ。今日の席で予算組みをお願いしたい旨を匂わせはしたが、その金額は明言していない。僕だけでは決められないのだ。<br />
正直言ってこの案件にぶら下がっているのは僕だけではない。何人かがマージンを期待している。だからその擦り合わせを経て、先方の『予算』に対峙しなければならない。<br />
まあ、仕方ない。こういうことって、この国で仕事をしていけば今後もたくさんあるはずなのだ。<br />
<br />
<br />
<br />
オンヌットまで戻り、今まで入ったことのなかった食堂で麺を食べた。まあまあか。帰宅して午後３時。すぐに洗濯機を回した。<br />
まだまだ太陽は高い。<br />
<br />
２～３日ためてしまったぶんも含め、家計簿（らしきもの）をつける。<br />
仕事を始めたばかりでまだ収入がない。今週も支出ばかりだ。要するに赤字。焦る。<br />
<br />
<br />
<br />
夕刻、先日の取材の原稿に着手。やはり慣れないからなのか、どうしてもスピードが上がらない。<br />
またまた四苦八苦しながら何とか書き上げた。<br />
気がついたら何も食べていない。また夕食を抜いてしまった。<br />
こうなるともう腹が減らない。タイに来てから体質が変わったようだ。ストレスかな。何言ってんだ、そんなに繊細なわけないだろ。<br />
<br />
<br />
<br />
とりあえず缶ビール。<br />
<br />
<br />
<br />
日本は終戦記念日か。<br />
僕はまだまだ降伏しないぜ。<br />
<br />
]]></content:encoded>
    <dc:subject>未選択</dc:subject>
    <dc:date>2010-08-16T04:50:56+09:00</dc:date>
    <dc:creator>Iwao Matsumoto</dc:creator>
    <dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
    <dc:rights>Iwao Matsumoto</dc:rights>
  </item>
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    <title>ため息の週末</title>
    <description>昨夜はウイスキーを飲みながらYouTubeを見ていた。
懐かしのCMから始まり、知ってるつもり「中原中也」特集、さらには沢村栄治を見て、最後は金八先生第２シリーズの加藤優の特集（なんと、その１からその23まで一気に見通した！）。
インターネットとはいえ久しぶりに日本のテレビ番組に触れたので、なん...</description>
    <content:encoded><![CDATA[昨夜はウイスキーを飲みながらYouTubeを見ていた。<br />
懐かしのCMから始まり、知ってるつもり「中原中也」特集、さらには沢村栄治を見て、最後は金八先生第２シリーズの加藤優の特集（なんと、その１からその23まで一気に見通した！）。<br />
インターネットとはいえ久しぶりに日本のテレビ番組に触れたので、なんだか見入ってしまった。<br />
床についたのは太陽もしっかりと顔を出した朝方。何やってんだか。しかし加藤優ってのは、もはや中学生じゃない。驚くほど出来た大人だ。子供なんて貧乏して苦労させるほうがいいんだなぁ。でもやっぱりこのドラマは漫画だな。<br />
<br />
そんなわけで10時起床。若干、二日酔い。シャワーのあとパンとコーヒーの朝昼兼用食を腹に入れながら、何通かのメールに対応した。<br />
正午過ぎにプリンターを引き取りにNの家へ。行きはBTS、帰りはプリンターを積んでタクシー。しかしアダプターが付いていないことに気づき、途中で引き返す。本当にこのプリンターにはカネがかかる。悪いのはアダプターの存在を忘れた僕なのか？それとも返却し忘れたNか？　ヒトのせいにするのは良くないよな。すべては自分の責任ってことにして、タクシー内でひとつ、ため息をつく。<br />
<br />
<br />
<br />
家に帰り、プリンターの調子を確かめる。しばらくは正常だったのだが、またもや同じ症状が！ もう嫌だ！<br />
途方に暮れそうになったが、過去２回のプリンタートラブルにおいてショップ店員が速攻で解決した方法を試してみる。すると直った。そういうことか。<br />
この改造プリンターは見事に改造されただけあって、常識の範疇からはすでに逸脱しているのだ。いちいちこれらの方法を用いて機嫌をとってやらないと、どうやら途端にヘソを曲げるらしい。いま僕は『いちいち』と表現したが、この改造プリンターの常識からすると、電源を入れる感覚と同様で極めて当たり前の行為なのかもしれない。いや、きっとそうなのだ。そう思わないとやってられない。<br />
結局、プリンターとわかり合うために３時間を費やした。もう夜になってしまった。<br />
<br />
またひとつ、ため息。<br />
<br />
<br />
<br />
カップラーメンを開け、わびしい夕食。ケミカルなトム・ヤム・スープの味に我慢しながら明日の打ち合わせの資料づくりを進めた。<br />
タイで製造されたコラーゲンドリンクをタイ在住の日本人に売るための仕事だ。この商品、中身はそこそこいいのだろうがパッケージが話しにならない。<br />
日本人をターゲットにするなら日本人の好むセンスが不可欠。先方からは広告とチラシを作ってくれとの依頼なのだが、僕はその前にパッケージの変更を念頭に置いたブランディング施策が重要であることを説こうと思っている。<br />
先方は中華系のタイ企業。まずは日本の商品がどんなパッケージをしているのかを教える必要がある。そのために僕は日本にいる彼女にマツキヨなどに陳列されている美容ドリンクやサプリメントのパッケージを、片っ端から写真に撮ってメールで送るよう指示した。送られてきたそれらをまとめ、資料化するわけだ。先方の社長とは明日初めて顔を合わせる。ここは気合いを入れて臨み、さすが日本人！と思わせたい。<br />
<br />
彼女からは大量の写真が届いていた。ありがたい。しかし彼女自身こそが、早くタイにやって来てほしいのだが。<br />
<br />
<br />
彼女はグラフィックデザイナーであり、僕のパートナーだ。知り合ってちょうど一年くらいか。<br />
僕のもっとも苦しい時期に知り合い、もっとも苦しんでいる姿を見てきた女性だ。いうなれば人生で最もイケてないときの僕しか知らない。<br />
年齢差19歳。よく付いて来たものだ。<br />
その彼女はいま、タイ行きのビザ待ちのために日本にいる。タイ側からの書類が彼女の手元に届き、ビザが発行され次第にバンコクにやって来ることになっている。予想としてはあと二週間後くらいだろうか。<br />
美容ドリンクなんて、そんな仕事こそ彼女の得意分野。早く来てくれなけりゃホントに困る。<br />
<br />
<br />
資料づくりを終え、もう一度シャワー。窓を開けて缶ビール。<br />
<br />
あと二週間。<br />
<br />
<br />
またひとつ、ため息をつく。<br />
]]></content:encoded>
    <dc:subject>未選択</dc:subject>
    <dc:date>2010-08-15T20:45:12+09:00</dc:date>
    <dc:creator>Iwao Matsumoto</dc:creator>
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  </item>
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    <link>http://slowboogie.blog-sim.com/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/13%E6%97%A5%E3%81%AE%E9%87%91%E6%9B%9C%E6%97%A5</link>
    <title>13日の金曜日</title>
    <description>８時頃起きる。パンにマーガリンを塗っただけの簡単な朝食。そのあと歯を磨き、顔を洗った。鏡に映った僕はまた少し痩せたようだ。
今日は13日の金曜日。何事も起こらなければいいが。


しかし、いきなりその『何事』が起きた。
またもやプリンターがおかしい。出てくる用紙に何も印刷されてこないのだ。...</description>
    <content:encoded><![CDATA[８時頃起きる。パンにマーガリンを塗っただけの簡単な朝食。そのあと歯を磨き、顔を洗った。鏡に映った僕はまた少し痩せたようだ。<br />
今日は13日の金曜日。何事も起こらなければいいが。<br />
<br />
<br />
しかし、いきなりその『何事』が起きた。<br />
またもやプリンターがおかしい。出てくる用紙に何も印刷されてこないのだ。何度やっても。<br />
困った。本当に困った。今日は午後から飲食店の取材がある。その資料をネットから取り出したいのだが、PC画面の情報はいっこうにプリントされない。仕方なくN（プリンター購入時に付き添ってもらった友人）に電話した。僕の今日の予定を聞いた彼は、取材前に彼の家までプリンター本体を届けてくれれば僕が取材をしているあいだにショップに持ち込み、必要であれば修理の依頼をしてくれるという。その線でよろしく頼む、と僕はお願いした。<br />
<br />
さあ、そこからが大変。まず取材のための店舗情報をPC画面からすべて書き移す。凄い情報量。かなりキツイ。<br />
次にプリンターを運び出すべく準備。電源やら回線ジャックやらを取り外し、簡単に梱包。そして急いで着替えてスタンバイ。しかしアパートのフロントにタクシーを呼んでもらっていたのだが、約束の時間になっても一向に車が来ない。催促に次ぐ催促。やっと来たタクシーに乗ったはいいが、なんだか違う方向を走っているようだ。言葉が喋れないとわかるとバンコクのタクシーは途端にタチが悪くなる。遠回りしてバーツを稼ごうとするのだ。慌てて指摘したがそこは一方通行の道だったので引き返すことができず、結局かなりの遠回りとなってしまった。Nの家は僕のアパートからは本当に遠いのだ。まったくこのプリンターは高くつく。<br />
ようやくNの家の近辺まで来たが、彼のマンションは通りの反対側。やはり一方通行の道なので正面に出るにはそこからまた、かなり走らなければならない。冗談じゃない。これ以上カネが使えるか！ 僕は運転手に「ここでいい」と意志表示し、車を降りた。あとはプリンターを抱えて歩いていくことに決めたのだ。<br />
<br />
かつてのように荷物を持ってくれる部下はいない。クーラーの効いた社用車もない。<br />
重いプリンターの上にカバンを乗せて、さらに重くなった忌々しい荷物を両手で抱えて歩きだした。とたんに全身から滝のような汗が吹き出す。<br />
そして今度は、まるでこのタイミングを見計らったかのように雨が降り出した。僕がいったい何をやったというのだ。人々にかけた迷惑はまだ許されないのか。まだ罪は晴れていなのか。‥‥‥本当にツイてない。<br />
雨でプリンターを濡らさないよう体でブロックし、泣きたい思いで歩き続けた。パーマをかけた髪がみるみる無惨な状態になっていく。汗にまみれ、雨に濡れ堕ちている中年男。ショウウインドウに映った自分を見たとき、僕の疲労はさらに深くなった。<br />
<br />
やっとの思いでNの家に。挨拶もそこそこに僕は飛び出した。まさか取材に遅れるわけにはいかない。<br />
BTSを降り、駅から現地まで走った。息が上がった。疾走する僕に何人ものタイ人たちが驚いて道を開けた。<br />
僕は40過ぎて何をやってるんだろう。あまりにも惨めだった。悔しさに本当に涙が出そうになった。こんなことで負けてたまるか、こんなことで僕の過去を棒に振れるか！　 本気でそう自分に言い聞かせていた。<br />
<br />
<br />
<br />
スクンビットの日本料理店で取材を終えた頃、街には夕暮れの足音が忍んでいた。<br />
すごい脱力感だ。そして空腹感。力の抜けた全身を引きずりながら道端の屋台の椅子に腰掛け、とりあえず一番安いガッパオを注文した。そのとき携帯電話が鳴った。建築デザイナーのOさんからだ。先日のS社長からの宿題についてアドバイスをもらいたく、会っていただきたい旨を昨日Oさんに連絡しておいたのだ。彼は「今これからなら会える」とのこと。オーダーをキャンセルし、再びダッシュ。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
Oさんとの会談を終え、帰宅。<br />
すぐにシャワーを浴び、缶ビールを一本。腹が減り過ぎて食欲がない。<br />
魚の缶詰を開け、少しつまんだ。<br />
<br />
<br />
<br />
Nからの連絡によるとプリンターは故障しているわけじゃないらしい。クリーニングしただけで瞬時に解決したとか。<br />
またもや馬鹿馬鹿しい話しだ。無知にもほどがある。<br />
「超アナログ人間なんですね～！驚きました」とN。<br />
何とでも言ってくれ。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
窓の外は今夜もスコール。まるで神が下界に怒りを叩き付けたかのごとく、激しくて分厚い雨のカーテンが街じゅうを飲み込んでいる。<br />
<br />
<br />
なんだか疲れた。<br />
<br />
<br />
<br />
スコールよ、もう何から何まで、洗い流しといてくれ。<br />
]]></content:encoded>
    <dc:subject>未選択</dc:subject>
    <dc:date>2010-08-14T19:23:26+09:00</dc:date>
    <dc:creator>Iwao Matsumoto</dc:creator>
    <dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
    <dc:rights>Iwao Matsumoto</dc:rights>
  </item>
  <item rdf:about="http://slowboogie.blog-sim.com/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E5%88%9D%E5%BF%83">
    <link>http://slowboogie.blog-sim.com/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E5%88%9D%E5%BF%83</link>
    <title>初心</title>
    <description>8月12日。今日はタイの国民の休日だ。王妃の誕生日であり、この国の母の日とされている。
一週間ほど前から街じゅうのデパートやショッピングセンターでは「Thanks, Mam」などの横断幕やのぼりが掲げられ、母の日のギフト商戦が展開されていた。その様子は日本とまったく変わらない。


午前９時...</description>
    <content:encoded><![CDATA[8月12日。今日はタイの国民の休日だ。王妃の誕生日であり、この国の母の日とされている。<br />
一週間ほど前から街じゅうのデパートやショッピングセンターでは「Thanks, Mam」などの横断幕やのぼりが掲げられ、母の日のギフト商戦が展開されていた。その様子は日本とまったく変わらない。<br />
<br />
<br />
午前９時。いつもより、ちょっと遅めの起床。昨夜買ったソーセージをレンジで温め、薄っぺらいパンでくるんで食べた。やたら苦いコーヒーにも最近ようやく慣れてきたようだ。日本にいるときには自分で豆を挽き、毎朝それを煎れることが楽しみだったのだが。<br />
タイではインスタントコーヒーが主流であり、いわゆるレギュラーコーヒーはあまり売り場に置いていない。あっても高いのだ。とても手が出ない。まあインスタントコーヒー自体もここでは高価な食品なのだがコーヒー好きの僕はどうしても我慢することができない。よって生活必要経費に組み込んでいるわけだ。<br />
しかしタイのインスタントコーヒーは香りこそソレっぽいが、やたら苦みの強いシロモノで、しかも僕はブラック党。最初は顔をしかめて飲み込んでいた。しかし‥‥今じゃなんだか美味しく感じてしまうのは何故だろう。人間ってけっこう順応性が高いんだなぁ‥‥なんて思いつつも、真相は僕の舌音痴にあるのかも。スカしてウンチクをたれるほうなのだが、実のところ、何でも平気だったりする。<br />
<br />
<br />
午前中はメールをチェックしたり、その返信をしたりであっという間に過ぎてしまった。<br />
正午から昨日の取材の原稿を書きはじめる。締め切りは来週の月曜なのに、今日はまだ木曜日。なんて優等生なんだろう。日本でもこんなふうに仕事しておけばよかった。<br />
<br />
しかし原稿に着手する前は「なんてことない」と思っていたけれど、やり始めたらこれが結構ムズカシイ。決して高度な筆力を求められるような内容のものではないが、なんだかやりづらい。僕自身のパーマ体験記なのに何故こんなに進まないのだろう。初めての仕事であるからなのか。慣れていない、ということは怖い。媒体自体の特性に合った言葉が出ず、表現が浮かばず、文体が組めないのだ。おいおい、萎縮してんのか？<br />
<br />
何度も書き直し、読み直し、また書き直しを繰り返した。気がつくと窓の外にはバンコクの黄昏が降りはじめている。時計を見ると1７時半。嘘だろ？こんなものに半日もかかってるのか！　そういえば昼飯も食ってない！<br />
<br />
愕然としながらやっと書き上げた。しかし、こういうのって少し時間を置いてからもう一度読み返してみないと、本当の文章校正にはならないんだよな。昂ったテンションを一回下げてからでないとダメな部分が見えてこない。真夜中に書いたラブレターを翌日の朝に読み返したら赤面してしまうように、インターバルがなけりゃマズいことになる恐れがある。<br />
そこで少し時間を置くべく記事以外の店舗のスペックやら何やらをまとめはじめた。指定されたテンプレートに記入していくだけの作業なのだが、記入法のルールが細かく、やはり慣れていないのでなかなか進まない。結局それから一時間くらいかかってしまった。<br />
最後に恐る恐る本編の記事を読み返してみたが、まあ何とか大丈夫だろうという結論に達し、ようやく先方の担当者にメールした。やっと終わった。ぐったり疲れた。どうしたんだ、オレ。<br />
<br />
<br />
夜はH氏からの誘いがあり、二人で食事に。シーロムの奥のそのまた奥の方角へと車で連れられ、とことんローカルな店に到着。ここは中華系タイ人が多いエリアだ。タイ料理と中華料理が折衷された魚の雑炊をオーダー。うまい。こんなものがあるのか、と感嘆した。<br />
そして出会ってまだ一週間足らずのH氏だが、ありがたいことに僕に仕事のネタを持って来てくれたのだ。「まだまだ明確な発注ではないが、なんとか具体的なものにしていこう」「ぜひお願いします」<br />
お互いの意志を統一し、食事が終了。<br />
<br />
<br />
23時半頃、帰宅。<br />
部屋の明かりをつけると、デスクの上が今日の格闘を物語っていた。散乱した資料、吸い殻が山になった灰皿、疲れ果てたiMac。<br />
その光景を見て思った。初心忘るべからず。そう。かつての初心を忘れた挙げ句が現在の僕の姿なのだ。<br />
もう一度、初心へ。今日を忘れることなく生きていこうと思う。<br />
失敗は成功の母だ。そして初心こそ未来を生んでいく母なのだから。<br />
<br />
<br />
そういえば、今日はタイ王国の母の日だっけ。<br />
]]></content:encoded>
    <dc:subject>未選択</dc:subject>
    <dc:date>2010-08-13T22:31:46+09:00</dc:date>
    <dc:creator>Iwao Matsumoto</dc:creator>
    <dc:publisher>NINJA BLOG</dc:publisher>
    <dc:rights>Iwao Matsumoto</dc:rights>
  </item>
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    <link>http://slowboogie.blog-sim.com/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E6%97%A5%E3%80%85%E4%BA%88%E6%83%B3%E5%A4%96</link>
    <title>日々予想外</title>
    <description>８時に起きた。そしてコーヒー。いつものように、起きがけの鈍い体にカフェインが回っていく。
今日の午前中は４日前に偶然に飲み屋で出会ったS社長に会いに行く約束があった。S社長は高級食材の輸入業を営むバンコクの成功者。コーヒーを飲み干し、シャワーを浴び、すぐに着替えた。


僕はいま、誰にでも話...</description>
    <content:encoded><![CDATA[８時に起きた。そしてコーヒー。いつものように、起きがけの鈍い体にカフェインが回っていく。<br />
今日の午前中は４日前に偶然に飲み屋で出会ったS社長に会いに行く約束があった。S社長は高級食材の輸入業を営むバンコクの成功者。コーヒーを飲み干し、シャワーを浴び、すぐに着替えた。<br />
<br />
<br />
僕はいま、誰にでも話しかけるウザイ奴なのだ。そりゃもう迷惑かえりみず。しかし時々、神は素敵なハプニングをプレゼントしてくれる。<br />
「酔ってなかったらこんな約束してなかったよ」S社長は笑いながらそう言って僕を迎えてくれた。そこはオフィスを兼ねた豪邸だった。<br />
僕は改めてこのような無礼を詫び、さらに改めて僕自身のプロフィールを話させてもらった。静かに聞いていた社長は小さく頷きながら席をはずし、やがて一枚の図面を持ってやって来た。「これ、どう思う？」新規オープン予定の店舗の図面。「キミならどうするか手直ししてくれ」。<br />
僕はあくまでも設計が本業でないことを伝えつつ、イメージレベルでOKならという条件つきで、その宿題をいただいた。さらに社長は同じくバンコクで成功している友人の方をも紹介してくれた。後日その紹介の席に同席までしてくれるという。ありがたい。そして嬉しい。「あいつは儲かってる。広告でもなんでも取っちゃいなよ」そう言って、笑ってくれた。<br />
<br />
<br />
社長の豪邸を出ると降っていた雨がやんでいた。自宅のあるオンヌットまで戻り、近所の屋台で麺をすすった。<br />
部屋に帰り、もう一度シャワーを浴び、生やしていた顎髭を一年ぶりに剃り落とした。<br />
今日はまな板の上の鯉になる、と決めている。どんなふうにされようと、すべて受け入れるつもりだ。体験取材のカットモデルの件だが。<br />
<br />
<br />
集合場所に30分前に着いたのだが、すでに編集担当のSさんもそこにいた。サスガだ。少しお茶して時間をつぶした後、タイ人のカメラマンと合流し、いよいよ取材先のカットサロンへ。取材前に髪を作ってしまう段取りとなり、さてどんなヘアスタイルにしましょうか、ということになった。お店の人が攻め甲斐のある僕の長髪を見ながらひとこと「パーマでいきましょう」。<br />
パーマ‥‥‥高校生以来だ‥‥。<br />
<br />
カットし、パーマをかけ、約二時間弱で完成した。動きのあるゆるやかなウエーブ、毛先を跳ねさせたシルエット。自分じゃないみたいだ。伸び放題だった髪を、よくここまで作るものだ。さすがにタイ人のタレントも来るというこのお店。技術はなかなかだと思う。まるで福山雅治だ、と言われた。もちろん髪型だけね。<br />
<br />
<br />
取材と撮影が終了し、トンロー通りの居酒屋でSさんと軽く食事。そして帰路へ。<br />
近所のスーパーで飲料水用の水と明日の朝食のためのパンとソーセージを買い、帰宅。<br />
家に帰ってPCの電源を入れ、メールをチェック。新規の取材の依頼が一本。さらに昨夜一緒に食事をしたあのT氏からデザインの依頼が一本。<br />
良かった。少しずつ、ほんの少しずつだが前に進んでいるような気がする。<br />
<br />
<br />
人生は何が起こるかわからない。それを痛感したからこそ、僕はタイにいる。<br />
本当に何が起こるかわからないのだ。<br />
何処で誰に出会うかなんて予想できないし、ましてやこの歳になってパーマをかけるなんて予想だにしていなかった。<br />
<br />
<br />
<br />
何が起こるかわからない。ならば、何かを起こしてやることもできるはず。<br />
<br />
本日三度めのシャワーを浴びながら、そう思った。<br />
]]></content:encoded>
    <dc:subject>未選択</dc:subject>
    <dc:date>2010-08-12T04:06:23+09:00</dc:date>
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